コンフリクト 後編


 優しくされるより、遊ばれている方が、断然楽だった。
 NOT FOUNDから出て、俺はフラフラと家路に着く。明日は祝日だから仕事が休みで本当に良かったと思う。こんな状態じゃぁ、酔うことも出来ずに、燻った感情だけが体の中に残っていた。
 本当に今日は、良いことが無い。好きだった奴の結婚式に出席して、キスシーンを何度も見てしまい、優しくしてくれた人は誰にも本気になれないと言う、好きになる前から諦めさせられ、つくづく、人生は上手くいかないと身をもって経験させられているようだった。星一つない空を見上げて、ため息を吐く。こんなにもため息を吐いていたら、そりゃ、幸せも逃げるってもんだ。
 ポツリと、頬に何かが落ちてきた。
 それが雨だと気付いたのは、もう2、3滴落ちて来た時だった。
「……傘、持ってねぇよ」
 徐々に濡れていく自分を客観的に見て、本当に報われない奴だと思った。どうして、こうもまぁ、好きになる奴は何か問題があるんだろうか。そう言うのを好きになる体質なんだろうか。そこまで考えて、俺はヨウ君のことを凄く気にしていると知った。
 本当に、俺ってバカだ。
 ちょっと抱かれたぐらいで好きになるなんて、本当に馬鹿な奴だ。今まで何度か遊んできたこともあったし、好きだと言われて優しくしてくれた奴に抱かれたことだってあった。その時は好きになんかなったりしなかったのに、どうしてヨウ君はこんなにも気になるんだろうか。傷ついて悲しんでいるときに優しくされたからだろうか? そんなことだって、何度もあった。
 自分の人生を振り返ってみると、やっぱり俺は、問題ある奴を好きになるみたいだ。問題があるのは、相手じゃなくて、俺かもしれない。普通に女が好きな奴からしたら、俺の方が異常だった。
 どんどんと濡れていく服。額に張り付く前髪。6月の雨はしとしとと降り注いで、内面から憂鬱にさせた。 
 雨は、嫌いだ。
 そう思ったとき、雨が止んだ。何が起こったのか分からず、顔を上げるとビニールが俺の頭上に屋根を作ってくれている。
「……何してるんですか?」
 聞き覚えのある声に、胸が痛くなった。恐る恐る振り向くと、傘を持ったヨウ君が立っている。どうして、ここにいるのだろうか。何で、俺の目の前に現れたんだろうか。神様の悪戯だとか、そんなロマンチックなことを言われたらキレると思う。
「ヨウ……、くん?」
「ちょっと店に寄ろうと思ったら、傘も持たずにボーっと歩いてる田中さんが見えたんです。……そう言えば、今日は結婚式でしたっけ」
 センターに分けられた前髪が少し揺れた。あどけない顔には、いつも仄かな笑みを浮かべていて、少し高い声は聞いているだけで落ち着いてしまう。何かある時、ヨウ君の所に行く癖は、きっとこの声を聞きたかったからだろう。ヨウ君の声を聞いてるだけで、すさんだ心が癒されるのだった。
「大丈夫ですか?」
「……え」
「顔色、悪いですよ? それに濡れてるし。傘、貸しますよ」
 ヨウ君が一歩、俺に近づく。それに驚いた俺は、一歩たじろいで、先ほどと同じ距離を作ってしまった。それでもヨウ君は負けじと、もう一歩、近づいてきた。
「こっからだと田中さん家、遠いし……。俺の家に、行きましょう」
 睨んでいるにも近い、強い眼差しで見られた。俺の腕を掴むと、ヨウ君は歩き始めてしまう。同情で優しくしてもらうなんて、苦しさしか残らない。だから、ヨウ君の家に行くのもイヤだった。関わらないでほしいとも思った。それでも、俺の腕を引っ張る手が、思った以上に冷たかったから拒むことなんて出来なかった。
 ヨウ君は真っ暗な道路を、ひたすら歩き続ける。知らない道を歩くとき、大体、物凄く時間がかかる様に思うけど、今日はちょっとだけ違っていた。引っ張る手の冷たさは未だに残っていて、ヨウ君も俺もびしょぬれだった。
 歩き始めて5分ほどで、ヨウ君はマンションの中に入った。正面玄関を通り過ぎて、その直線上にあるエレベーターの前でようやく足が止まった。それでも、手は離されなかった。
「ヨウ君、離して……」
「イヤです」
 はっきりとした拒絶に驚き、声を出そうとしたところでエレベーターが到着してしまった。一人じゃ歩くことすらできない子供のようにまた腕を引っ張られて、エレベーターの中に押し込まれた。3階のボタンを押すと、ヨウ君は前を見つめたまま、俺の方は全く見なかった。
 それからすぐにエレベーターが3階に着いて、腕を引っ張られる。エレベーターから出て、2つ部屋の前を通り過ぎたところでヨウ君が立ち止まった。腕を引っ張っていない左手でポケットの中から鍵を取りだして、鍵穴に差し込む。カチャンと解錠の音がしたと同時に扉を開けて、部屋の中に引きずり込まれた。
「ちょっ……、ヨウ君っ……!」
 ドアに押し付けられて、唇を奪われる。あんなに冷たかった手とは裏腹に、唇はとても熱くて、舌が入りこんでくる。何で、こんなことをするのか、疑問に思ったけどすぐに消えてしまった。俺の体を押しつけている腕を掴んで、離れたくないと縋る様に入ってきた舌を必死に絡ませた。
 ゆっくり唇が離れて、ヨウ君は急ぐように靴を脱ぐ。それに合わせて、俺も靴を脱いでヨウ君の家に上がり込む。手を掴まれて、心臓が高鳴った。引っ張っていた時は冷たかったのに、今はとても熱くなっていた。キッチンの前を通り過ぎて、ワンルームの隅に置いてあるベッドに押し倒された。乾いたシーツは濡れた服の水分を吸収して、冷たくなっていく。
 ヨウ君は何も言わずに、もう一度、俺に唇を合わせた。首にかかっているネクタイを緩めて、シャツのボタンを乱暴に外す。この前とは全然違う手つきに、目の前に居るのが本当にヨウ君のなのか気になって目を開けた。
 黒い目が、ジッと俺を見つめている。それに驚いて、つい、目を逸らしてしまった。カチャカチャとベルトを外す音が、雨音だけを響かせていた部屋に同調する。不協和音のような、酷く耳に突く音だった。
 唇と一緒に、手も下へと移動する。パンツの上から揉まれて、甘い感覚が襲ってくる。ダメだ、ダメだって分かってても、それに流されてしまう。こんなことをしても後悔することは分かっているのに、体が言うことを利かなかった。体は感情に素直だ。いつも素直じゃないのは、思考だけだった。
「……っ、よう、くっ……」
 気付いたら、ズボンとパンツは降ろされて俺の足元で団子になっていた。俺の股間に顔を埋めているヨウ君は、名前を上げると目だけ俺に向けてそのまま作業を続けている。気持ち良いのと苦しいのが同時に襲ってきて、どうして良いのか分からなくなる。
 それでも、やめてとは言えなかった。やめてと言ってしまえば、本当にやめてしまいそうで怖い。やめてほしいと思っているはずなのに、続けてほしいと思っている俺も居た。
 顔を上げたヨウ君が、中指と人差し指を口に入れる。その仕草がとても色っぽくて、見惚れてしまった。ゆっくりと引き抜いて、俺の臀部に指を這わす。ゆっくりと中に入ってきたと思えば、中で性急に動かされて悲鳴のような声を上げてしまった。
「んぁ、はっ、……ぁっ」
 ぶるぶると手が震える。指はすぐに抜かれて、その代わりに固いものが押し付けられた。
 ヨウ君はどんな表情で俺を抱くんだろうか。この前、見れなかったのが気になって、俺は目を開ける。俺を見つめているその目は、焦がれているような、少しだけ悲しそうな目をしていた。
 結局、俺はずるずると流されるように最後までやってしまい、最終的にはよがって終わった。終わったと同時に悲しさが込み上がってきて、泣きそうになった。こんなことしたって、後悔するのなんかは分かっていたはずなのに、俺はバカみたいに後悔していた。
「……すみません」
 悲しみのこもった声が聞こえて、俺は隣に座っているヨウ君を見た。ヨウ君は俺の隣で胡坐をかいて、俯いていた。髪の毛が目元を隠して、どんな表情をしているのか分からなかった。
「ほんとに、無理やりなんて、最低ですよね。田中さん、嫌がってたのに……」
 手を目元に持って行き、頭がもっと下がった。俺以上に、後悔しているヨウ君を見て、何を言って良いのか分からなかった。しとしとと雨音が、まだ部屋に響いている。それ以外に、音の無い部屋は真っ暗だった。
「……なんて、言って良いのか分からないんだけど」
 沈黙に耐えきれず、俺は寝転がったまんま、呟くように言う。ヨウ君が顔を上げて、俺を見た。悲しみの籠った目は、今にも泣きそうで、そんなヨウ君を見るのは初めてだった。
「もう、俺に、優しくなんかしなくて良いんだよ」
 そう言うと、ヨウ君はとても傷ついた顔をした。
「……どうして」
 震える唇から、迷いの様な声が聞える。これ以上、優しくされるのは、俺が辛いんだ。それを分かってもらいたくてそう言ったのに、どうして俺以上に、ヨウ君のが辛い顔をしているんだろうか。分からなくなる。誰にも本気になれないなら、俺が本気になる前に、優しくするのをやめてほしいと思っただけだったのに。
「…………優しくすることも、俺から奪っていくんですか……?」
 泣きそうな顔を見て、心臓を刺されたみたいに痛くなった。ヨウ君の言っている意味がよく分からなくて、返事することが出来なかった。優しくすることも、奪っていくってどういうことだ。むしろ、優しくなんてしないほうがヨウ君にとって楽じゃないのか?
「俺には……、優しくすることしかできないのにっ……」
 目から伝った涙を見て、俺は起き上った。泣かせるつもりなんて無かったんだ。ただ、俺が辛くなりたくないから、やめてほしいと言っただけなんだ。俺はすぐに、辛いことから逃げようとする。ノンケを好きになったことも、それを伝えられないのも、フラれて辛くなるのが怖いからだ。辛い道を選んでいるようで、俺はいつも、楽になる方法を探していたのかもしれない。
 もう、逃げるのはやめよう。
 なんで、そんなことを言うのか、ヨウ君に真意を求めることにした。
「優しくすることしかできないってどういうこと……? 何で、ヨウ君は俺を抱くの?」
 緊張から口に唾が溜まった。それを飲みこんで、ヨウ君の顔をジッと見つめる。顔を上げたヨウ君は、まだ傷ついた顔をしていて、胸が余計に痛くなった。
「そんなの、決まってるじゃないですか……」
 小さい声が、俺の思考を乱す。辛そうにしているから。可哀想だから。優しくしてあげたいから。そんな理由なんだろうかと思うだけで、辛くなった。でも、辛くなるからと言って、何も知らずに逃げるのはやめよう。それじゃぁ、いつまで経っても、俺は成長しないと思った。
「……好きだからですよ」
 さっきまで考えていた、くだんない思考が全部、吹っ飛んだ。
「好きじゃなかったら……、雨が降ってる中、傘を差しだしたりなんかしません。俺の家に、連れてきたりもしません。辛そうにしてるからって言う理由だけで抱いたりなんかしません。キスなんかしません。酔っ払ってグダグダになってるからって、家まで送ったりしません。フラれて、俺のところに愚痴る田中さんを見ていて、いつも優しくしてあげたいと思ってました。俺のことを好きにならなくても、優しくすることはできるから。出来ることを精いっぱい、田中さんにしてあげたかったんです。……俺は、好きだと言うのを思いっきり出してんですが、田中さんには通じていませんでした?」
 <好き>と言う言葉が、現実だとは思えなかった。脳が拒否しようとしているのを必死に引きとめて、俺はヨウ君を見つめる。ヨウ君が優しいのは、誰に対してもじゃなかったのか? 優しいのはみんなに対してで、俺だけ特別だと思っていなかった。
 トリックの種明かしをされたような気分で、唖然としてしまう。言葉なんか、全く出てこなかった。
「初めて見た時から、好きでした。物凄く不機嫌そうな田中さんを見て、楽しませてあげたいと思いました。それから、ちょくちょく来るようになってとても嬉しかったんです。好きな人の話をされるのは辛い時もありましたが、田中さんが幸せならそれで良いと思ってました。……俺は、ずっと、田中さんのことが好きだったんです。だから、田中さんには優しくしてたんです」
 真横で鐘を叩かれたように、ヨウ君の言葉が俺の鼓膜を刺激する。鼓膜から通じた言葉が、脳内を破壊していく。マスターと言ってることが全然違っていて、頭の中はこんがらがっていた。
「え、でも……、ヨウ君は誰にでも優しくするんじゃぁ……」
「そんな、面倒くさいことしません。俺はそんなに優しい奴じゃありませんから」
「……え、じゃぁ、ます、マスターが言ってたことは……?」
 今度は、俺の唇が震えてしまった。泣きそうとかじゃなくて、分からなすぎて俺は動揺していた。
「……は? マスターって、恭平のことですよね?」
「いや、マスターの名前知らないけど……」
「恭平に何を言われたんですか? なんか、吹き込まれたんですか?」
 ヨウ君は必死になって俺の腕を掴んだ。問い詰めようとするその目は、強くて怖い。言わないとまた犯すぞと言った目で見られて、俺は恐る恐る言われたことを口にする。
「えっと、俺がヨウ君のことを気にしてるようなら、先に言っておくねって……。ヨウ君は誰にも本気になれないから。傷つくの、俺だって……」
 そう言った瞬間に、チッと舌打ちが聞えた。俺から目を逸らしたヨウ君は、鬼のような目をしてベッドの隅を睨みつけている。色々と豹変しすぎていて、俺は目の前に居るヨウ君が本物なのかどうか分からなかった。
「え……、じゃぁ……」
 いきなり、ヨウ君の目が見開いて、楽しそうに俺を見る。ころころと変わるヨウ君の表情に、俺はついていけない。
「俺のこと気にしてたって、田中さんも俺のこと好きなんですか?」
「え……!?」
「そうですよね。じゃなかったら、俺のことなんか気にしませんもんね。……良かったぁ。何度も何度も田中さんを好きで居るのをやめようかと迷ったんですけど、やめなくて良かったぁ!」
 ギューっと抱きしめられて、喜びを噛みしめているヨウ君を見たら、否定すらも出来なかった。好きかどうかなんて、まだ俺の頭の中で決まっていなくて、どうして良いか分からないことばかりだけど、俺が好きだと言ってヨウ君が喜ぶならそれで良いと思った。
「それにしても、田中さんって流されやすいんですね?」
「え、どういうこと?」
「だって、この前まで、同じ会社のノンケが好きだったんでしょう? それから俺を好きになるって、もしかして惚れやすいとか?」
 俺がどうしようもない奴みたいな言い方をされて、つい本音を言ってしまう。
「そ、そうじゃなくて! 俺はまだ、ヨウ君が好きだとか分からなかったんだって! ……気になってはいたけど」
 そう言うと、ヨウ君は「ふーん」と笑って、俺を見る。笑っていると言うより、企んでいるような顔だった。
「じゃぁ、後は俺を好きだって認めさせるだけですね? それなら、得意です」
 にっこりと笑ったヨウ君を見て、俺はちょっとだけたじろいだ。やっぱり、俺は、問題がある奴を好きになる傾向が、どうやらあるみたいだ。
 そして俺は、半ば強制的にヨウ君を好きだと認めさせられた。それでも、認めてしまったってことはヨウ君が好きだったってことだろう。
 まぁ、認めたくは無かったのだけれど。嬉しそうな顔をするヨウ君を見たら、何も言えなくなった。

 いつも、この苦しさから解放してくれと、俺は誰かに救いを求めていた。けれど、その救いは誰かに通じることは無いんだろうと思っていた。だって、自分からその道に走って、勝手に辛い思いをして、一人で悲しみに暮れていたのだから。
 どんな時も、感情と思考は一致しない。俺の中で論争して、的確な答えを見出さない。
 それでも、救ってくれる人は存在したんだ。都合が良いかもしれないけど、そんな理由から、俺はヨウ君のことを好きになってしまったんだろう。
 そう、思った。



 後日。
 今日もいつも通り、店へと出勤する。大学時代の友人と一緒に作ったバーは、いつの間にかホモの出会いの場となってしまったが、それは気にしないこととした。
 開店前の作業は、大体、俺とその友人で行う。友人の名前は、佐川恭平。金髪でチャラチャラとしていて、軟派だ。はっきり言って、友人だけれど気に入らない部分はいっぱいある、悪友に近かった。
「おー、ヨウ。おはよう」
 いつもと同じように挨拶をされて、俺はにっこりと微笑んだ。その笑顔に嫌な予感がしたんだろう。恭平は口元をひきつらせて「どーしちゃったのぉ?」と、茶化すように話しかけてくる。
「俺にシバかれる用意は出来てるか?」
 バキバキと指を鳴らした俺に、恭平は逃げ出そうとした。その腕を捕まえて、壁へ押し付ける。
「覚悟は出来てるな?」
「え、あ、ちょ! 出来てないです、出来てないです!! 何、休み明け、そんなにキレちゃって。俺、何か悪いことした?」
「お前、昨日、田中さんになんてこと吹き込んだんだよ。俺が誰にでも優しい? ふざけんなよ、クソが。俺は、誰かに対して優しくなんてするわけねーだろうが」
「……えー、田中さんには優しくしてるから、キャラ変えたのかと思って……」
 小さい声でそう言う恭平を蹴って、俺は手を離した。
「俺が優しくするのは、田中さんだけなの。分かった?」
「え、あ、そ、そそそ、それ、どう言う!?」
 きょどっている恭平を無視して、俺はロッカーへと向かった。ああ言って分からないなら、アイツはただのバカだ。これからはマスターじゃなくて、バカって呼んでやる。そう思いながら、携帯を開ける。
 田中さんから入ってきたメールを見て、ちょっとだけ顔を緩ませた。
<ヨウ君のおかげで、救われた>
 この人を好きでいるのはやめよう。報われない。辛い。それでも、好きだった。感情と思考が葛藤して、何度も、顔を合わすたび、好きな人の話を聞くたびに苦しんでいた。
 きっと、俺を好きになることは無いと思っていた。だから、優しくぐらいはしてあげたくて、何かあったときは精いっぱい、優しくしてあげた。それがこう言う結果に繋がって、良かったと思った。悩んでいたことも、無駄じゃなかった。
 だから、救われたのは、俺の方だ。

ヨウ君の性格をここまで悪くするつもりは無かったんですが……。
尽くしって言うより、受け以外には容赦ないって感じですね。笑
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